【イラスト自習小話】「どこから描き始めるか」で決まるスケッチとドローイング

howtosketch

すべて独学で見よう見まねでやってきた私。
絵の描き方、考え方をどうやって学んだのだろうか、とふと思って、振り返ってみるシリーズ!

【イラスト自習小話】色彩が気になっていく過程の続きです。スケッチ方法をどうやって学んだか、というお話です。

絵を描き始めてしばらくは、何となく感覚で雑にスケッチしていました。小学校の写生の時間で外にいて、地元の古い建物をスケッチしていた、あの昼下がりのような気分で。あのとき先生が言ってくれたと思うアドバイス、なんてもう覚えているわけもなく、もう本当に適当でした。それじゃあいけないな、もっと上手になりたいな、ということで書店の水彩画コーナーによく行きました。スケッチに関する本をいろいろ買いました。それだけでなく、図書館で関連の本をたくさん借りました。もう10年くらい前のことでしょうか。水彩画からアクリル画に移ってきたころでした。

それで、なんだかとても自分の感覚にぴったりくる本が見つかりました。

「永沢まことのとっておきスケッチ上達術」という本です。もう思い切りよくそのテクニックを書いてくれていて、それでいてとてもわかりやすい。本自体がとても面白くて、絵画教室で習っているような感じになってとても楽しかったのを覚えています。

永沢まことのとっておきスケッチ上達術
by カエレバ

実例が豊富なのですが、中でも次のポイントは大変参考になりました。

  1. スケッチ対象をすぐに描かないで、頭の中で線をイメージ(線がわかれば描ける)
  2. 1点を決めて、そこから描いていく(カフェで目の前のカップから描き始めたら、そこからスタート)
  3. 下描きしないで、いきなりペンで描いていく
  4. 色は広い面から塗っていく
  5. 色塗りは知性を捨てて、楽しいお化粧

そして、次の言葉にハッとしたのです。

「線は自分自身である」

線は自分であり絵の中を自分が走り抜けている感覚が芽生え、私は割り切って絵を描き続けている、ということになります。

ということで興味がどんどん湧いてきた私は、次に「自分はどんなスタイルが好きなのか」を追求していきました。つまり、自分が気に入った絵やアーティスト、イラストレーターを見つけてみよう、ということに関心がでてきました。その辺りをお話として続けたいと思います。

(文・イラスト:ハヤテノコウジ)

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