【イラスト自習小話】ガイドをレイアウトに使う「グリッド」

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すべて独学で見よう見まねでやってきた私。
絵の描き方、考え方をどうやって学んだのだろうか、とふと思って、振り返ってみるシリーズ!

【イラスト自習小話】描けるようになるために学んだこと。「レイアウト」の続きです。

「グリッド」という、初めて聞いた言葉について、本を読みました。

レイアウトの面白さを先輩に話していたとき、「グリッド・システムという、スイスのグラフィックデザイナーが定義したレイアウト方法がある。ガイドラインを活かして配置する方法なんだけど、この本を読めばページレイアウトがわかるよ。」といって教えてもらったのが、「Grids」という本でした。この本の中には、整然と並んだ、ガイドラインが引かれた外国の雑誌や書籍、それがグリッドでレイアウトされていることが解説されています。今までは全く意識していなかった、「素材は整列している。素材の配置には境界がある。上下左右にスペースがある」といったことを知りました。

自分の場合、仕事で作成するビジネス文書(特にパワーポイント)における図形やテキストの配置について、まったく「レイアウト」を意識していなかったことに気づかされました。整列はしていましたが、ガイドを使っていなかったので、文書全体に統一感がありませんでした。この先輩に教わった「グリッド」という概念は、まず仕事の文書作成において脳裏に常に入り込みます。その結果、全体的に統一感のあるドキュメントを作ることができるようになりました。この「仕事でスライドを作る」という作業は、私の絵日記やアートに大きな影響を与えていると思います。

興味深いのが、グリッドに沿って配置するか、傾きや拡大、縮小などを通じて動きを付けるか、というアクセントです。すべて整列している落ち着いた雰囲気もいいのですが、1つだけ違う配置にするだけで、全体の印象も変わってきます。私の作風では、フレームや窓枠、四角い図形が登場することが多いですが、このときに吸収したグリッド、ガイドという考え方が影響を与えている感じですね。絵日記を「まず描きだす前に、だいたいのレイアウトを決めてから描く」というプロセスで作っている。10年前に知った方法が身に付いているのかもしれません。

「四角い何か」に引き込まれるように、関心を持つようになりました。

Grids―the structure of graphic design (Graphic design elements & fundamentals)
by カエレバ

レイアウトへの興味が一段落したところで、次は「色彩」について勉強したくなっていきます。

(文・イラスト:ハヤテノコウジ)

ONE FRAME DRAWING JOURNAL

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ハヤテノコウジのオリジナルZINE
B6サイズ、10ページ、100コマの1コマ絵日記掲載。
詳しくはZINEのページで。

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