【イラスト自習小話】点と線で作る世界

点と線で作る世界

すべて独学で見よう見まねでやってきた私。
絵の描き方、考え方をどうやって学んだのだろうか、とふと思って、振り返ってみるシリーズ!

独創的なちぎり紙細工で知られており、その個性的なキャラクターはテレビドラマにもなったことで有名な山下清さん。私もテレビドラマを見た事があります。どのお店で買ったのか、すっかり忘れてしまったのですが(京都の恵文社だったかガケ書房だったか・・・)、山下清さんがヨーロッパを旅行した際のエッセイを持っています。

紀行文も味があって面白いのですが、さらにひきつけられたのは山下さんによる挿絵。点描のような手法で、旅先の情景がとてもいい雰囲気で描かれています。その場でスケッチすることもあったらしいのですが、人が寄ってきてしまうので、脳内に記憶して、あとで一気に描いたそうです。(そのあたりの映像記憶力はものすごい能力をお持ちだったそうです)

この本を読んで、絵を見て、点と線でここまで表現できることと、省略する部分の選択によるいい感じの抽象性に気づきました。旅行エッセイを読みながら、山下さんの点と線で記録されたヨーロッパの町並みを眺めながら、点と線で作る世界に入り込みました。

今、モレスキンに描いている絵日記や、ひとこま絵日記の線の描き方に、少なからず影響を受けています。

テレビ東京「美の巨人たち」で、このヨーロッパ旅行で描いた「ロンドンのタワーブリッジ」が放送されています。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/130720/index.html

ヨーロッパぶらりぶらり (ちくま文庫)

(文・絵:ハヤテノコウジ)

ONE FRAME DRAWING JOURNAL

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ハヤテノコウジのオリジナルZINE
B6サイズ、10ページ、100コマの1コマ絵日記掲載。
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