【イラスト自習小話】色彩が気になっていく過程

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すべて独学で見よう見まねでやってきた私。
絵の描き方、考え方をどうやって学んだのだろうか、とふと思って、振り返ってみるシリーズ!

【イラスト自習小話】ガイドをレイアウトに使う「グリッド」の続きです。

レイアウトを勉強したあとは、色彩について基礎を知ろうと思いました。

レイアウトのときもお世話になった「視覚デザイン研究所」の教本は、どれもわかりやすいので、色彩もこちらのシリーズで学ぶことにしました。

7日間でマスターする配色基礎講座 (Design beginner series)
by カエレバ

アクセントになる色、反対色、寒色と暖色などなど、いろいろ配色の方法について勉強。色は面白い、ということで、色彩検定を受けようとテキストを買ったのですが、うまく勉強できず受験もできず、になってしまいました。ほとんど見なかったテキスト、全く使わなかったカラー見本帳が悲しかった。。。痛い出費。。。。若い頃はそんなことばっかりでした。まあ気を取り直すのは割と早い方なので、デザイン系の雑誌で色特集があれば買ってみて、読んでみる、スクラップしてみる、みたいなことを続けていました。日本独自の色、というのがあるのも興味深いなと思いながら。

京都の神社仏閣にあるような、芸術品を見たり、琳派の本や浮世絵の本を読んだりして、しばらく自分の中で「和の色ブーム」がありました。京都は年に3回くらいいくほど、長い間かなりはまっていました。大学時代から10年以上も京都に通っていました。特に建仁寺の風神・雷神の絵はなんど見てもたまらない興奮を覚えます。ない場所に、ある。なにかある。いる。そんな日本の芸術はすごいと思います。

すぐわかる琳派の美術
by カエレバ
日本の図像 琳派 (Pie Books)
by カエレバ

2004年くらいから、和とは打って変わってフィンランドなどの北欧の色が好きになってきます。いきなりの方向転換。実際にフィンランド旅行、デンマーク旅行、スウェーデン旅行を通じて、その独特のトーンや配色、とくに青色の奥深さに興味を持っていきます。北欧旅行のあとには膨大なインスピレーションが出てくるので、作品をたくさん作りました。個展もやりましたしA4サイズのモレスキン一冊丸ごとデンマーク旅行の旅日記にしました。その中でも、北欧ブルーを表現するために試行錯誤を重ねました。世界堂に通い、フランス、ドイツ、イギリス、日本など、いろんな国の色鉛筆の青色をチェックし、何本も購入するほど、その色の多様さにのめり込んでいきます。

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北欧の海や空を表現するのに、いろいろな色鉛筆の青を試した。

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さらにこの頃から、スタビロ(ドイツの文房具メーカー)のPen68という鮮やかな色を表現できるマーカーを使うようになりました。マーカーだけでは表現できない柔らかい感じを出すために、サクラクーピーペンシルや月光荘の色鉛筆も併用するようになり、今のハヤテノカラーが出来上がった次第です。

めっちゃいっぱいあるスタビロのペン。スタビロ大好きです。

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サクラクーピーペンシル、月光荘の色鉛筆、ステッドラーの水彩色鉛筆。これらをスタビロマーカーと組み合わせると、フードイラストが描きやすくなります。

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STABILO 水性ペン Pen68 カラーパレード 20色セット 6820-03
by カエレバ

色の奥深さは一生追って行く感じだなぁと思っています。色のあとは、もっとスケッチのテクニックとかドローイングをしっかりやりたい気分になってきました。

(文・写真:ハヤテノコウジ)

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