「極短小説」にインスパイヤされたのでここにショートショートなノベルを記します。
東京電車シリーズ
ヤフーの占い、3日つづけて50点に達しなかった山田山課長は、いらついていた。
インターネットのことはわからないが、ヤフーだけは使える。
トップページに、いつのまにやら占いが表示されるようになった。
しかも、なぜか自分の星座を知っている。
ヤフーはすごいな、と、カップめんをすすりながらひとりランチした。
最近はカップめんも高くなり、微妙に量も減っている気がしてならない。
ヤフートピックスでは、柔道家とアイドルが結婚してどうだこうだとやっている。
カップめんを飲みほした山田山課長、占いをじっくり見るが、今日も50点に達しない。
いったいどういうことなのだ、ふん。
山田山課長、小遣いを減らされたので、定時に会社を出て、すぐ帰る。
満員電車の中ではかならずモニターの見えるところに立つ。
今日は電車が遅れていて、混んでいるので奥に押し込まれてしまった。
ああ、占いが始まった。自分の星座の番だ、ああ、見えない。
こいつ、押しのけて、次の駅で降ろされる。
