2011年9月某日。台風が日本列島に上陸し、京都も強い風と雨に見舞われた頃、僕もそこにいた。大阪出張のついでに京都に寄り、鴨川でモレスキン・ミーティング(略してモレミ)を開いて、青空ギャラリー的な展開を狙っていたのだが、それは早々に中止された。ということで一人で行ける所に行ってみることにした。思いついた東福寺は大正解で、人がいない中、禅寺の石庭を一人で満喫できたのは貴重な経験になる。
その後は、庭園などは台風の影響で閉園になっている所が多いので、カフェを巡ってみようと思った。できれば、まだいったことのないお店がいいので、iPad片手にgoogle mapとにらめっこをしていたのは僕です。まずは出町柳の駅からちょっと歩いて「ファクトリーカフェ工船」に入ることにした。目印が小さいことは事前にわかっていたので注意していたら、ちょうど人が古い建物の前で台風の様子を見ていた。カフェのことを聞いてみたら何とお店の人だった。2階にあがるとイベントスペースがあって、絵本イベントがやっていた。その隣の隣が目的のカフェ。かなり上質のこだわりのある珈琲をいただき、お腹がすいていたのでホクホクのトーストもしっかり完食した。大満足。北上して「かもがわカフェ」にも行ってみた。ゆとりある配置になっている店内ではのんびりと、うとうととしてしまう。ゆっくりとした時間が流れる。ここでもおいしい珈琲。そしてチーズケーキで疲れを癒す。となりではねむたげなカップルが海外旅行計画に夢心地。
夜は、台風だというのに集まってくれた素敵な友人たちと「亀甲屋」で京都らしい上質の食材をいただく。感動しまくり。ハモとか食べたことのない食感、おいしい食べ方を教えてくれる京都人の友人。土瓶蒸しの香りと味わいに胸がホッと音をたてた。おかみさんが粋な着こなしの京女で、とてもさっぱりしていて楽しかった。僕らが一般的にイメージしている京都弁と、昔ながらのそれは違うのだと教えてもらった。よそさんの僕にはこういうのがたまらない。京都ブログの更新頻度は下がってしまったが、こうして上洛のたびに集まってくれる友が大好きだ。そのあとは三条のカラオケボックスで日が変わっても熱唱していた僕ら。
翌朝は風が弱まるも、雨模様。錦市場を散策してから新風館で美女モレスキナーと合流し、ブックカフェ「トラクション」へ。カレーライスを楽しみ、パリと親友の思い出が詰まった旅日記モレスキンを見せていただく。今年の冬もパリで新年を迎える彼女は、言葉も絵もファッショナブルだった。フランス好きな女子らしいノートテクニックに感動した。今年はヘルシンキ経由でパリに行くそうで、僕のiPadに入っているフィンランドの写真をみせてあげた。その後はパンが美味しいと評判の「カフェコチ」で帰りの新幹線までの時間を過ごして夕食。スープセットを注文して、パンとの相性の良さを感じながら、満足している身体の気持ちを確かめた。滞在中にいろんな京都の素晴らしさに触れたが、なんといっても京都はグルメの豊かさがすごいところだな、と再認識する旅になった。(ハヤテノコウジ)












