Go Go Finland! フィンランド旅行記(2006年7月)

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2006年7月。ちょっと長い夏休みを取って、憧れのフィンランドに行ってきました。最高でした。住みたくなりました。そのときの様子を旅行記として公開していきます。

フィンランド旅行記:2日目(2006年7月)

黒パンがうまいブッフェ。

いったいいつまで明るく、いつからいつまで暗かったのかわからないが、アイマスクをして寝たので熟睡できた。7時にタイマーをかけていたが、6時30分に起床。妻は1時間前に起きていたようだ。準備を済ませたあとホテル3階のレストランで朝食をとった。

旅行中お世話になるこのレストラン。フィンランドでよく食べられている「黒パン(野菜や雑穀などが配合されたパン)」はもちろんのこと、豊富なメニューで全く飽きることがなかった。数種類のパン、新鮮なトマトやレタス、チーズやハム、ニシンの酢漬け、各種ドリンクなどいろいろあったが、個人的にはフィンランドの「小さなウィンナー」にはまった。そして、ベリーをおもいっきりかけて食べるヨーグルトも毎朝満喫した。

広い店内はフィンランド、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカなどからの宿泊客でひしめき合っていた。日本人も数名いるようだ。中国人や韓国人も結構いた。でもアジア人の割合は非常に少ない。毎朝、子供たちに「初めて見るアジア人」といった関心の目で見られることになった。子供連れが非常に多い。フィンランド国内のほかの都市に住む人たちが、夏休みで観光に来ているようだった。フィンランドといえば、「フィンランド・メソッド」という教育方法で知られている。先進的な子育てをしているのだ。そのせいか、子供たちがみんな「おりこうさん」だった。

毎朝テレビで天気をチェック。

朝食後少し部屋で休憩。フィンランドのテレビ放送を見る。「ヒューヴァー・フォーメンタ!(おはようございます)」というキャスターの声で始まるニュース番組は、おなじみの構成になっていた。テレビ番組のベンチマーキングは世界規模で行われているらしいので、テレビ番組というのは似通っているのかもしれない。あらためて、ニュース番組というのはヒアリングの練習になると実感した。滞在中ニュースを毎朝毎晩みて、耳に入ってくる心地よいフィンランド語に集中したのだった。CMも日本のものに似ていて親近感を持った。「mtv3」というテレビ局が面白かった。

フィンランド処世術を早くも目撃。

準備を終えた後、まずはヘルシンキ中央駅に行ってみた。駅の入り口から中にある売店までオシャレである。右手にフィンランド版スターバックスである「ロバーツコーヒー」がある。その先にフィンランド版コンビニである「KIOSK」。そこで「薬草キャンディー」を買ってみた。口にいれた瞬間、今までに味わったことのない香りが鼻に到達。2人ともなんとか食べるのであった。駅のトイレは有料。この日はコイン投入口からコインを投入して入ったが、翌日からは窓口におばさんがいて、手渡すスタイルに変っていた。同国滞在中に行ったトイレでは、レストランやカフェのものを除き、百貨店ですら有料だった。「夫婦で男子トイレにいっしょに入ってしまい、いっしょに出てくる」、「先の人がでたら、そのまま入ってしまう」といった裏技があることを気づくのには時間がかからなかった。

朝は寒い。日差しは夏そのものだが、風が冷たい。外でクーラーを浴びている感じ。これが昼くらいになってだんだんバランスがとれてきて風がやみ、日差しが照りつけるようになる。

すごい郵便局。

次は駅から近い郵便局へ。郵便局といっても日本のソレをイメージしてはならない。めちゃくちゃオシャレなのだ。妻がアメリカの親戚と地元の友人にハガキを出したいといいだして、カウンターに向かった。「な、なんだこれ?これが郵便局??」とびっくりのデザイン。オレンジとブルーで構成された構内とスタッフの制服に驚いた。1階のカフェでハガキを書く。ちなみに、ここで初めて知ったのだが、フィンランドのカフェやスーパーなどでコーヒーなどを買う場合は、自分で容器に入れてそれをレジに持っていくのだった。このときは店員さんが「ああ、いいわよ。いれてあげるわ」と言ってくれてセッティングしてくれた。

書き終えたハガキをこれまたユニークなポストに投函。2階にライブラリーとショップがあるというので行ってみる。ライブラリーはすごかった。インテリアから本棚から椅子までとにかくハイセンスなものばかり。本はもちろんのこと、CDや雑誌などもたくさん置いてあった。会員制になっていて、会員でないと使えないPCがいくつかおいてあった。クリエイターっぽい人たちがたくさんいて、なにやら夢中でキーボードを打っていたのが印象的だった。こういう空間を日本で味わおうと思ったら、なかなか見つからないと思う。六本木ヒルズにある「アカデミーヒルズ」の会員制ライブラリーくらいか。

すごい美術館。

次は「ソコス」という郵便局前の百貨店へ入ってみる。ここは普通だった。いわゆる「マツキヨコーナー」で30分もなにやら迷っている妻にあきれる。すぐにソコスを後にして、現代アートで知られる「キアズマ美術館」へ。
建造物の外壁にペイントされた絵も独創的だったが、内容もすごかった。詳しくはかけないが、「環境問題と人間のエゴを悔い改めよう」といった感じだった。構内各所にこのテーマによる展示、仕掛けが施されていて、非常に面白かった。施設のつくりそのものをうまく活用している。

12時になった。この美術館に来たもうひとつの目的、1階のカフェでランチを実践に移した。当初「ビュッフェ」を食べようと思っていたが、外で「国会」を眺めながら食べたくなったので、パンとコーヒーを選んだ。池の横のテーブルに座り、空を眺めながらのランチはとても気持ちよかった。 本日も晴天なり。

ショップめぐり開始。

昨日歩いた「ストックマン百貨店」あたりを通って、「ナンソ」というショップでしばし悩む妻に付き合う。女というのは買い物さえできれば、世界中どこでも生きられるんだな、と実感した。実際には混んでいて、試着ができずに買い物をあきらめる。このあたりは日本でいう青山あたりか。でもフィンランドにはブランドショップがない。どぎつい感じがないのがいい。

続いてエスプラナーディ公園を横切り、「アルテック」という「アールト」が開いたというインテリアショップへ。広い店内に豊富な商品が並ぶ。見ているだけで飽きない。基本的に旅行中なのでインテリアは買えない(はず)。それなのに欲しいと言い出す、すごい人。日本でも北欧関連商品は買えるようにはなってきたが、やはり日本では見たことがないデザインがたくさんあった。さらに店員さんが着ている制服がかっこいいのだ。アールトのコーポレートデザインなのだろうか。シマウマのようなシャツを着ていた。どれもこれも、高い。インテリアの価格は東京と同じくらいだった。

ハイセンスなデザインをお勉強。

南下して「デザイン美術館」へ入る。ここではガラスメーカー「イッタラ」のガラス製造方法や歴史を学ぶことができる。綺麗な作品が展示され、光が照らされて幻想的な空間になっていた。ここに来たら、ぜひトイレにも立ち寄ってほしい。すごいから。こんなオシャレなトイレ、日本にはないね、と夫婦で実感したのだった。ショップでお土産をしばし鑑賞。面白いマグネットがあったので購入した。

外にでて、次の場所は、と地図を見ていたら、背の高いおじいさんが「何?何か困ってる?」と声をかけてくれた。「あ、大丈夫です。」と答えたらにこやかに去っていた。カッコ内の言葉は英語だが、ぶっきらぼうな回答しかできない自分にザンネン。でも笑顔、笑顔で乗り切る。この近くに古本屋があったので入ってみた。神保町と同じにおいがした。

このあたりはデザインエリアと呼ばれているらしい。確かにショップが多い。それでも「ドッグラン」があったりして、ペットとの共生が進んでいる感じがした。しばし散策してからインテリアショップ「アエロデザイン」へ。ここもいかした家具がところ狭しに並んでいた。ここで周辺地図を見つけたおかげで、次の目的地である「イヴァナ・ヘルシンキ」が見つかった。

「イヴァナ・ヘルシンキ」はいかしてる。

「イヴァナ・ヘルシンキ」は、有名なデザイナーのショップ。ここで30分くらい試着を繰り返す妻。やっと決まった服だったが、ちょうどいいサイズがなくて別のデザインのものを選ぶ。店員さんがいろいろと気を使ってくれて、いい気分になった。あ、僕はただ立っていただけだけど。立っていただけさ。1階は天井が高く、B1は小部屋みたいで楽しかった。この店の前で、イカシタフィンランド男子がサイクリング中の休憩をしていた。こういうのも絵になるし、何も言われない環境がいいね。
続いて「ビザーリ」というアンティークショップへ。いろんな器やカップ、調理器具が並んでいた。お店には店員さん2名。店内に響くのは、時計の時を刻む音だけ。つまり、静かだった。ヘルシンキあるいはヘルシンキ郊外に住んでいたら、定期的にこのお店に来て、そろえたくなった。なぜだか、このお店にいるとき、浅草の合羽橋商店街を思い出した。一通り見たあと、店員さんに「キートス!」といって店を出た。入るときにあいさつ(ヘイ。という)、出るときにもあいさつ。これがフィンランドのルール(海外ならどこでもそうか)。

日差しの下、まだまだ歩く。

「ピノ」に入ってから、公園で休憩して「カキピー」を食べる。海外で日本の味は欠かせない。
「モコ」というキャンドルショップのあとはエスプラナーディ公園で恒例となったアイスタイム。港にあるオールドマーケットを散策。ここですし屋を発見する。そのあとは大聖堂を目指して歩く。
フィンランド大学あたりを散策して、「コティンユッコネン」というホームセンターへ。「アラビア」や「イッタラ」がバーゲン価格になっていて、どれもこれも欲しくなる。地下のKマートで水やフルーツ、ゴム手袋を購入する。だってゴム手袋がオシャレなんですもの、と妻。

カレーはやっぱりうまいなぁ。

「マナスカールエクスプレス」でビーンズカレー!量が多いし、うまかった。ここは住んでいたら絶対週1で来るだろう。ヘルシンキ旅行の日本人には絶対オススメ。チキン系が売り切れていたが、きっとうまいと思う。店名どおり、店内は「特急列車」のようなつくりになっていて面白かった。窓の外にはオープンテラスが広がり、この店でビールを買ったひとたちが楽しんでいた。

最後はホテル近くの「キッピス・ショッピングセンター」を回る。ここの地下はバスの発着場になっている。ヘルシンキから周辺都市に向かうバスにはここで乗ることになる。

歩きまくった1日だった。心地よい疲労感とともに、アイマスクをして眠りについた。


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フィンランドのヘルシンキにあるキアズマ美術館
とてもセンスのいい美術館。内部のデザインもすごい(トイレも)。  

フィンランドのヘルシンキにあるキアズマ美術館
カフェも気持ちがいい。晴れていれば外で食べたい。

ヘルシンキの街角
7月は日差しが強い。湿度があまりなさそうで、スカッとしている。

ヘルシンキの街角
とても清潔なヘルシンキ。人も少ないし。

ヘルシンキのデザイン美術館
入館証は色違いのシールになっていて、退館するときにこうやって貼り付けていく。これもデザインになっていく。

ヘルシンキのデザイン美術館
デザイン美術館の外観。

ヘルシンキの街角
歩くだけで楽しい。

ヘルシンキの港
フェリーや大型船が立ち寄る港。美しい青が広がる。

ヘルシンキの港
港から街を見る。青空市場は賑わいを見せている。

ヘルシンキの街角
大聖堂までの道のりは、若干坂になっている。

ヘルシンキの大聖堂
大聖堂から眺める街も、またステキ。

「マナスカールエクスプレス」のビーンズカレー
「マナスカールエクスプレス」のビーンズカレー。うまかった!

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